2015.06.01 Mon

ダイレクト出版

KPI

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



また、今月行ったサミットの話なんですが、

実はとっってもいい話を聞いてきたので

シェアしなければ、、、と思ってあっためていました。

(あっためる必要あんのか?-1人つっこみ)


この話は、ちょっと一般受けはしないだろうけど、

ウチの組織文化にとっては、とても参考になる話でした。


というのは、あるマーケティング・エージェントの代表の話なんですが、

彼女が言っていたのは「テストの文化を育め!」

という事だったんです。


ほとんどの会社はテストなんかしてないと。

コンテンツ・マーケティングとかダイレクト・マーケティングとか

そういう事やってるマーケティングに知見のある会社ですら、、

ほとんどやっていないと。


ある調査によると、

61%の企業が月にやるテストの回数は5回以下だと。


それにひきかえ、グーグルがやるテストの回数は

月に、、、2~300回だと。


つまりどういう事かというと、

テストをする文化は、事業のアドバンテージになるぞ♪

という話だったんです。


ぼくの中では

バチコーーーーーン

と、共鳴サイレンが鳴っていました

※ちなみにコカコーラもスゴいテスト文化があるようです。


ちなみにプレゼンをしていたその会社では、

週次でテストの報告会みたいなのをやっているそうです。


これはヤバいと。

素晴らしいと。


ウチのベーシックスの

「事実を元に判断する」

これにピッタシです♪♪♪


そこで、ふと気がついたんですが、

いつも事業部長の人に「KPIを探せ」的な話をしています。

KPIってのはKey Performance Indicatorと言って、

つまり事業の要になるような数値です。


人間、不思議なもので、

数値化されると、それを改善しよう改善しよう

という気持ちが自然と表れます。


が、数値化されないと、

その問題が存在することすら忘れてしまうので、

ほったらかしになりがちです・・・


なので事業部長は、部門のKPIを定義して、

それを毎週メンバーと共有しなさい、、、

的なことを話しています。


が、このKPIを見つけるのは

そんなに簡単な話ではありません。


間違ったKPIを設定すると、

みんなで間違った方向に行ってしまいます。

(ちなみに、WIGの中で出てくる

 先行指標とはKPIの一種です。

 先行指標:Leading Indicator)


なのでこれを探して定義するのが

非常に重要なのですが、、、このプレゼンを聞いて、

ふと思ったことがあります。


もしかしたら、「テストの数」

はKPIになるんじゃないだろうか?


テストの数が増えれば、

基本、パフォーマンスは上がります。

トヨタのカイゼンみたいなもんです。


カイゼンに全員が注力するような

文化ができれば、とても強いんじゃないかな、

と思ったわけです。


※ちなみにもう一つ、これは全体で使えるKPIじゃないか?

 と思ったのはDMの発送数です。DMは非常にROIの良い媒体ですが、

 現在、十分に活用されてるとは言えませんよね。


また、そのためには、

各人がテストをしやすいように

しなければいけません。


なのでたとえば、

メンバーがテストのための予算を持つ

ような事をやれば、より活用できるんじゃないかと。


これはリッツカールトンで有名な話ですが、

リッツではお客様のサービスのために

各従業員が20万円まで自由に使って良い

という裁量があります。


リッツは顧客サービスが全てですが、

ウチは、テストが全て?かもしれません。


全てとは言わずとも、

めちゃめちゃ重要な活動であることは

間違いありません。


実はデンバーで聞いた話の中で

ウチにもっとも大きなインパクトがあるんじゃないかと

思ったのは、このテストの文化を育む。でした。


あなたはどう思いますか?