2019.04.02 Tue

ダイレクト出版

自由の対価は責任である

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


4月!

4月1日が月曜から始まるってのも、なかなか気持ちのいいもんだね。社会人になったら、あんまりなくなるけど、4月ってのは、新社会人の時期なわけだからね。

ウチにも去年に引き続き、新卒で入社してくれた人たちがたくさん。今日の大阪オフィスは、なんだか知らない人ばかりだった😓

世の中にごまんとある会社のなかから、ウチを選んでくれて本当にありがとう。きっと、みんな何らかの期待をもって、ウチで働くことを選択したと思うんだけど、その期待に応えられるように、おれらもがんばるわ。


これから、みんなの社会人としての人生がはじまる。それって、今までの人生全てを足したものより長いものになる。学生として16年くらい?かなり長い時間過ごしてきたと思うんだけど、社会人としての、仕事人生はもっと長い。人によっては今から死ぬまで、ずっっっと続く。

余談だけど、子供のころ、おれは定年退職する叔父さんをみて、すごく嫌だなぁと思って、定年のない仕事がいいと思った。それが、学者だったんだけどね。今、考えれば、どんな仕事についても、引退するかどうかって、自分で決められることだけどね。

きっと、みんな、ウチの自由と責任というカルチャーが気に入って入ってくれたんじゃないかと思うけど、そんな、みんなに、いくつかの注意があるので、考えてみて。


自由は忘れた方がいい(笑)


「まじかよ!」入社した途端に掌返しのウソかよ!?と思うかもしれないが😅
嘘じゃない。別に制度とかそういうのは、入社前に見たもの感じたものと何ら変わらない。



だけど、よーーーーーーく注意してほしいのは、


「自由の対価は責任である」



という事。つまりは、責任を果たせない人に、自由なんかない。責任を取れない人に自由なんかない。ということ。そもそも、何故「自由と責任」というカルチャーに、しているかというと、目的はシンプルで、その方が「生産性が上がるから」。


そもそも、昔からある企業経営ってのは、「労働者を管理する」と「生産性があがる」という哲学のもとに成り立っている。確か、フレデリック・テイラーという人が科学的管理という名のもとに経営の世界に広げたもの。要するに工場労働者をしっかり「管理」すれば生産性はあがるって話。んで、そのとおり、めっちゃ生産性あがった。その時から、企業は「人を管理するもの」という信念ができあがったんだと思う。んで、それが現代にも残っている。

でも、ご存知のように「工場労働者」と「知識労働者」は、全くちがう。肉体を使う労働と、頭脳を使う労働なので、生産性の上げ方が全く違う。頭脳労働をする人をいくら管理しても生産性は上がらないだろう。だって、会社に来て、パソコンの前に向かってたって、いくらでもサボることができるから。ネットサーフィンと市場リサーチの違いを、目で見て判断できる上司なんて、ほぼいない。

なので、管理することで生産性をあげる事は、あまり合ってないし、そもそも、管理されてタイムカードを押して、その時間は働いてましたよ。なんて言うのって、なんだか、人間的じゃないと思った。もし、おれがこの会社に社員として入ったら、信用されてないようですごい嫌だなーとか思ったんだよね。

管理せず、信頼することで生産性をあげようと。

もし、自分だったら、その方が生産性あがるだろう、てか、めっちゃ上がるだろうって考えた。


んでさ、やっぱりこの「自由」ってのは、どの会社もやってることじゃないから、すごいインパクトがあるみたいなんだよね。だからさ、本来の目的である、生産性をあげること。つまりは、「良い仕事をすること」良い仕事という「アウトプット」を置き去りにしたまま、自由っていう言葉だけが、先行してなないかなぁーーーと思ってね。

そうじゃなく、最初に、自由よりも優先して大切なのは、「責任」だからね。自由はわかりやすいけど、責任って分かりにくいよね。なんや?と。要するに、実行能力だよ。仕事の実行能力。

もっと端的に言ってしまえば、仕事の技能。

技術、技能を身につけて、プロフェッショナルとして、アウトプットが出せるようになってこそ「責任が果たせる」というもの。それができないうちに、自由を謳歌すると、ちょっとヤバい事になるから。めっちゃ仕事の基準の低い人材になっちゃう可能性がある。


昔の哲学者でエーリッヒフロムって言う人が言ってたんだけど、

>自由の対価はは、責任や孤独。ところが、それを受け入れる覚悟のない人間にも自由が与えられると、自分自身の幸せのみを追求する大衆が増えて、社会の事を考える人が減り、国家が悲惨な状況に陥る。


ちなみに、これはヒトラーの時のドイツがなんであんな状況に陥ったのか?という事を分析した話。今のみんなは、「国家」ってのを、会社や組織、チームの事に置き換えると分かりやすいかもしれない。無条件で自由が与えられると、責任能力や孤独と向き合う力がないため、自己チューで自分のことばかり考えて、組織が崩壊する.........みたいな感じかな。繰り返すけど、本来の目的は生産性の向上だから、これじゃあ、本末転倒になっちゃう。


だから、社会経験をある程度、積んできて中途で、ウチに入った人は、「責任能力」や「孤独と向き合う力」があるから、問題ないんだけど、新卒で、他に何も知らずに、ウチに入った人は、ホントに注意した方がいい。



1. 責任能力、つまり仕事の技能を身につけること。

2. 孤独と向き合う力(特に若い人は孤独に弱い。25歳くらいまでは脳が不安定なんだって。思春期の延長で。だから、自分のキャリアに迷ったりする人が多いので、これも要注意。)



サクッとまとめて言うと、



`自由とは本来、与えられるものでなく、勝ち取るもの。

`それは、能力と精神によって勝ち取るもの。


ウチに入ったら、制度上は自由なことが多いけど、そんなことは、基本忘れて、まずは技能を身につけ、精神を磨いて、社会人として自立することを第一にする方がいい。初っぱなっから、自由なワークスタイルを謳歌してたら、死ぬぞw

ぶっちゃけた話、一昔前の萩原くんみたいに、毎晩、仕事が終わったら、勉強する。休日もなく、学んで実践し続ける。フィードバックを受け続ける。これを繰り返さないと、一流にはならんぞ。どれだけポテンシャル高くても、磨かなかったらくすんでいくだけだぞ。

ま、社長という立場上は、あんまりこういう事は言いずらいけど、みんなのためだと思うので言う。最初は、全力で時間を注いだ方がいいぞ。旅行なんか行ってる場合じゃない、遊んでる場合じゃないぞ。どんどん差がつくぞ。群れず、孤独に努力する人だけが、一流になるもんだぞ。

もちろん、強制はしない。だから、フワッと仕事してもいい。別に誰もが一流になる必要はない。誰もがスタープレイヤーになる必要はない。スターは一定確率で現れるので、オレ個人にとっては問題ではない。でも、みんなにとっては、キャリア上の大きな問題だと思うぞ。

周りに流されず、真摯に仕事に向き合えよ。