2017.08.02 Wed

ダイレクト出版

強みと弱み −2

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


※「強みと弱み −1」から続く。


仕事・機会を見いだすためには、

自分の強みと弱みをハッキリと明確化させておくのが

とっても大切だ。


じゃあ、どうやったらその強みと弱みを

明確にすることができるのか?

ストレングスファインダーでは不十分。


それは、非常に簡単な方法で、できる。



「まわりの人に聞くこと」だ。


自分の強みと弱みは、自分では思い悩むかもしれないが

周りの人にとっては一目瞭然だったりする。

特に「弱み」に関しては、自分自身よりも周りの人の

方が圧倒的によく分かっている。


そして、周りの人に聞く方が、

ストレングスファインダーなどよりも効果的な理由は

周りの人は、あなたの具体的な仕事を見ているからだ。


だから、周りの人に仕事上の強みと弱みを聞いた時、

返ってくる答えは、

「戦略性」「社交性」とかではなく、

「会議の運営が下手」「スケジュール管理ができない」など(笑)

とても具体的なものになる。


なので、自分自身が何をすればいいか?

どの部分が人より強いか?をより具体的に把握できる。


もちろん、自分が思っているのと同じ事の場合も多い。

その場合も、自分だけで思っているのと、

他人からも言われるのでは、意味が違う。より明確になる。



おれの場合は、定期的に、身近な人に聞く。


何年かに一度聞くと、けっこう違った答えが出たりする。

実際、去年聞いたやつは、とても参考になって、

やるべき仕事と止めるべき仕事の大きなヒントになった。


このフィードバックを受けなかったら、

きっと今でも、苦手な仕事を一生懸命がんばって

成果も出ず、ムダなエネルギーを消耗してたと思う...


しかし、このフィードバックのおかげで、

自分は、向いてない仕事、弱い仕事から手を引き

(これでどれだけストレスが減ったかw)

自分の得意な分野、強い仕事に

エネルギーをかけることができるようになる。


ちょっと前にも言ったけど、

フィードバックを受けなければ、

人は成長できないってワケだ!



仕事内容や強み弱みは少しずつ変化していくので、

このようなフィードバックは定期的にやったほうがいい。

そうすると、環境や経験で変わっていく部分と、

変わらない部分が見えてくる。


そうすれば自分の強み・弱みに対する

深い理解が得られる。


3〜4年もしてそれなりに仕事経験を積めば、

大抵の仕事はそつなくできるようになるだろう。

しかし、それは裏返せば、何も強みがないのと一緒。



どんな人間にも、強みと弱みはある。

得意分野と不得意分野がある。


強み・得意分野じゃなければ、

大きな貢献、大きな仕事はできない。


まずは謙虚になって、周りの人に聞いてみることから始めよう。

特に立場が上になればなるほど、

なかなかこういうフィードバックはもらえない。


だから、100%自分の責任でやるしかない。



know thyself

汝、自身を知れ ~ 古代ギリシアの格言