2017.06.12 Mon

ダイレクト出版

反対意見を主張しないならコミットせよー1

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


デジタル・コミュニケーションだと、

良い感じで議論になるけど、

実際の会議では、議論が弾まないように

感じているのは、おれだけだろうか?


例えばなんだけど、

会議で話しいているイシューがあって、

自分は反対だったり異論があるんだけど、

それを言ったら気まずい思いをするとか、

誰かの気を悪くさせてしまうからとか、、、

そういう理由で黙っている事って多くないだろうか?



その手の人と後で個別に話すと、

「あれは違うと思う」とか「こういう見方もある」

とか、1:1だと異論・反論が出てくる。


ハッキリ言ってこれは、良くない。


会議や議論では、良い視点を持っているけど

黙っているヤツには、価値はない。

視座が低くても、センスが悪くても

「自分のポジション(意見)を表明する」人間に価値がある。



そもそも会議や議論というのは、

関係者が一同に介して、情報を共有したり、

一気に問題解決への意思決定をする場所だ。


その場所で、


・知っている情報を出さなかったり

・異論・反論があるのに表明しなかったり


するのは、一体、何がしたいんだ!?

という話じゃないか...



その場の相手や他のメンバーの

気持ちを傷つけたくないから、

空気悪くしたくないから、

後で、リーダーに個別に意見を言う...


そんな事をすると、意思決定のスピードは

どんどん遅れるし、会議の収集がつかない。


会議の場で出なかった大切な異論を

また、会議を開いて出すか、リーダーが個別に

異論を会議の参加者に説いてまわらないといけない。


こうなると素早い判断、決定はできない。

1日でできる意思決定・判断に1週間2週間と

かかってしまうことになる。



議論を長引いかせても、

それで判断や決定の質が上がるわけじゃない。


だからこそ、一気に素早く議論をして

素早く決めて、素早く動くことが大切だ。


これがベーシックスの「スピード」。



もちろん、みんなの考えていることは分かる。

「相手の気分を害さずに異論・反論を言うには?」

という事を考えるだろう。


日本人は和をもって尊しとなすの文化が

染みついているから、議論に弱い。

というか、欧米人は学校で「ディベート(弁論)」を

習うみたいだけど、日本人はむしろその逆。

みんなと一緒になる事の大切さ、を学校で学ぶ。


なので、議論が苦手。

異論・反論を出して、感情的に平静でいる事が苦手。


でも苦手だからと言ってやらないわけにはいかない。

どんな意思決定も、それにいたる過程での

異論・反論によって「磨かれる」からだ。



※「反対意見を主張しないならコミットせよー2」に続く。