2016.11.04 Fri

ダイレクト出版

PDCAを舐めんな!

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


人間が学習して成長できるのは、

結果からのフィードバックがあるからで、

それがない人間は学習できない。


試しに目をつぶってキーボード入力をしてみよう。

恐らく、画面にはめちゃくちゃな字が羅列されて

全く学習できない事が分かるだろう。

でも、目を開けて、キーボード入力をすれば、

想定した字が打ててるのかどうか、即座にフィードバックが来る。

間違っていたら、即座に修正できる。


どんな技能も、このフィードバック・サイクルによって学習されている。

あなたが自転車に乗れるのも車に乗れるのも、

このフィードバック・サイクルが機能してたからだ。


んで、「レポートを書く」というのは、

そのフィードバック自体を、より深くやるという行為なので、

学習効果がかなり高まるのと、ずっと後からでも過去の情報を見返すことができる。


そうなると、比較や予測ができる。

PDCAがまわっていない、レポートをしっかり作っていないと、過去との比較ができない。

比較ができないと、自分がやった仕事が成功だったのか、失敗だったのか全く分からない。



過去のデータがあれば、誰だって簡単に予測がつく。


この「誰だって、、」と言うところが重要で、

ぶっちゃけ、熟練者になれば、データがなくてもだいたい予想はつく。

でも、それじゃあ熟練者にしかできない仕事になる...


逆にデータがしっかりあれば、新人が入っても、熟練者と同じ仕事ができる。



どっかの会議室の壁に書いたけど、、、

Data Driven Decision、この極めて重要なDDDも、

Dataがなければ判断できないわけで、

PDCAレポートでDataが溜まっていないと、

判断もクソもないという事になる。


ちなみに過去のデータがないと、成功要因も失敗要因も分からないので、

「何をしていいか分からない」

という状態になる。

特に状況が悪くなったとき。。。


なので、そういう時には、

「打ち手が毎回、新しいアイディア」

になりがちになる。


もちろん、新しいアイディアは失敗率も高いので結果的には業績は伸びない。



おっと、話がズレてきた。


でも、これだけは最後に言っておく。

PDCAをまわさなくても、PDCAレポートを作らなくても

上手くいってる時は、困らない。


でも、上手くいかなくなり出したときに、めっちゃ困る。

そして、どんなビジネスでも、必ず、上手くいかなくなる時が来る。

今までと同じ事をやっているのに、停滞したり下降したりする時が来る。


そういうときに、チームの実力が出る。



おい!


PDCA舐めんなよ!