2016.11.02 Wed

ダイレクト出版

自由と責任の文化

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


自由と責任意味について。

自由な文化だから強要はしないというのは、違う。

まず、忘れてはならないのは、
「自由」を満喫するには「責任」を果たさなければならなこと。

責任とは「実行責任」であり「説明責任」。

やるべき職務をやっていないのに「自由」になりたい、、
なんてのは、そうは問屋が卸さないって感じであり得ない。
自由が満喫できるのは、能力や技能があって「自立」して、
仕事に対する「責任」を果たしている人だけだ。


子供の事を想像してみよう。

子供に自由はない。
子供は保護者である親の監督下のもとで生活している。
だから、子供は自由を制限されている。
行きたい所に行けないし、何時になったら帰ってこないといけない。
基本的には、保護者の許可がなければ、ほとんどの事はできない。

なぜか?理由は明白。
子供は自立していないからだ。

逆に言えば、みんなのように社会人になって自立した人間は、
親から見れば子供であるにも関わらず、
自分で自分の生き方、人生のあらゆる事を決める自由がある。

なぜか?自立して自分の事は自分で面倒が見れるからだ。
そして、自分で自分の人生に責任を負ってるからだ。

責任という意味では、子供には責任がない。
例えば、事故を起こして訴えられた時に、
子供には、責任を全うする能力がないので、親の責任になる。
マジで交通事故とか起こしたときに賠償金を払うのは親の責任。
親の監督不行き届きという事になる。
(法律的にも道義的にも。)

責任を果たせないから自由がない。
責任を果たせるから自由がある。

どんな事でも自由の前提条件は「責任」だ。


そして、仕事上の責任とは、

・実行責任
・説明責任

つまりは、与えられた仕事、役割を実行する責任。
それから、自分の取った行動や、結果に対する説明責任。

ポジションがどんなレベルであろうと、
この2つの責任をしっかりと果たしている人間が
自由を謳歌できる。

職務の実行責任は、やらなければいけない。
商品や競合、業界の事についてリサーチして勉強するのは、
ごくごく基本的な「実行責任」であって、
それが果たせないなら自由もクソもへったくれもない。

自由と責任の文化は、「甘い」文化ではない。
どちらかというと厳しい文化だ。

責任を果たさない人間に自由はない。

子供と同じで、甘やかして育てれば、必ず将来ダメになる。
将来、能力を伸ばし、自立して、より良い人生を送ってもらうには、
厳しく育てるのが一番。

だからこそ、責任を追及する。


それが自由と責任の文化であって、
それがみんなのためになると信じてる。