2015.03.23 Mon

ダイレクト出版

事業部門合宿

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



今週の水木は事業部門合宿です。

まえにお知らせしたように、みなさんにはプレゼンを

してもらうわけですが、ねらいは2つあります。


1.上手くいってる事例の共有

2.各人のプレゼン力のup


上手くいってる事例を部門間で共有するのは、

説明の必要もないと思いますが、イノベーションの種が

いろいろ見つかるので非常に重要です。


もう忘れているかもしれませんが、

そもそもDPGが昨年、全部門で業績を伸ばせたのは、

事業部門合宿での事例共有から新しいFE戦略を

見いだしたのが、最初のきっかけでした。


もしこれをやっていなかったら、

間違いなく業績はこれほど上がってなかったろうし、

ーマーケは新規客で苦労してたろうし(笑)ー

グーグルとの関係もできなかったろうし、

まぁ色んな事がまったく今と変わっていたでしょう。


もちろん、毎回、毎回、優れたイノベーションの種が

見つかるとは限りません。ぶっちゃけ不作な回もあるでしょう。

しかし、1個みつかっただけで会社が変わるくらいの

インパクトがあるわけですから、数年に1回いいのが見つかる・・・

くらいでも十分、価値があると言えます。


ここで重要な事なんですが、

イノベーションの「種」と言いました。

それには理由があります。


どんなイノベーションも、最初っから

「こうやれば上手くいくよ!」

と言った出来上がった状態では、見えないし、

誰もそんな風には教えてくれません。


エサをもらうひな鳥じゃないんですから、

イノベーションは教えてもらうのを待っていてはだめで、

主体的に見つけにいかなければなりません。


つまり、どういう事かというと、

他の部門の人のプレゼンの中に、

自分の仕事を改善するヒントはないだろうか?

自分の仕事を「無意味にする」ようなインパクトのある事はないか?


という事を意識的にプレゼンを聞きながら

探していかないといけないわけです。


プレゼンと言うと、なんか受け身で、

プレゼンターがいろいろ教えてくれると思いがちですが、

それは大間違いです。だからこそ、同じプレゼンを聞いても、

圧倒的な成果を出す人と、いい話きいたで忘れる人の

違いがでるわけです。


「種」を見つけたら、

そこから「仮説」を導きだし、

テストをしてみます。


種から仮説に持っていくためには、

きちんとした事実、数字が見えてないと

なかなかできません。


うまくいった!たくさん売れた!

では、種にも見えないし、仮説も立てられません。

(まぁ最近はなくなってきましたがねw)


ちなみにこういう事をやるためには、

日頃から「事実に基づく判断」というベーシックスに

基づいた、思考・判断・行動をしている必要があります。

ウチはダイレクトマーケティングの会社ですから、

数字に弱いなんてのは、まぁありえないわけです(笑)

ー冗談半分・本気半分ですwー


※自分が数字に弱いなぁと思う人、安心してください。

 ダイレクトマーケティングは、数字と心理です。

 心理の方が強ければ、数字が見れなくとも大丈夫ですからw


もう一つ、各人のプレゼン力upという事ですが、、、


プレゼンというのは恐らく、これから

とても重要なスキルになりますし、かなり重宝します。

たとえばセールスにも役立ちますし、

コンテンツ提供にも役立ちます。


そして、Slideshare.netというものがあるくらいで

プレゼンというのは、WEBの教育というか、コンテンツ配信で

かなり、付加価値の高いフォーマットです。


なので同じ内容でも、ただの文章よりも、

それをプレゼンにしたものの方が圧倒的に「価格」や

「知覚価値」があがります。(当日事例を見せます)


おそらくこれは商品製作において、

非常に重要なポイントになると個人的には思っています。


将来は学校の授業も、

パワーポイントやキーノートで行われる可能性は大です。

(実際、ハーバードとかの授業をiTunesUで見ると、

 プレゼン形式になっています)


つまり、セールス・マーケティングにも

プロダクトにも、両方使えるのが、

プレゼン力なわけです。


セールス・マーケティングとプロダクトというのは

事業における2大要素ですから、そのどちらにも使える

プレゼンテーションというのはどれだけウチにとって

重要なんだ!という話です・・・


そしてプレゼンのもう一つ良いところは

「緊張する体験ができる」

という事です。もちろん、緊張する仕事なんて

誰もしたくないのは分かります。嫌ですよね。

しかし、緊張する体験、仕事がないと、人は成長しなくなります。


緊張するような仕事があれば、

それに対して、準備もいろいろしますし、

本番で緊張しながらそれを体験するのは、

とてつもなく強く脳を覚醒します。


一方で、毎日毎日、全く緊張しない

そんな機会がないという状態だと、脳の機能は

必要ないので眠ってしまいます...


なので意図的に緊張するような仕事を

組み込んでおいた方が、成長できるというわけです。


長くなりましたが、

そんなわけで、大切なイベントですから、

今週、楽しみですね。