2016.10.24 Mon

ダイレクト出版

「一生懸命ベストを尽くす」

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


この週末は、上の子の運動会だった。

小学校ともなると、何とも運動会らしくなってて、懐かしい感じがした。

昔、自分が運動会に出ていた頃を思い出すなぁと。


小学生なのでまだ純粋だから、与えられた競技に一生懸命になるんだよね。


リレーとかでも、最後尾めっちゃ差がつけられてたら、

大人だったら、もうダラダラしそうなもんだけど、

小学生は最後まで一生懸命走るんだよね。。。


ああいう、一生懸命な姿はとっても美しいと思うね。


昔、自分の仕事の意義が見出せなかった時に、

同じようなものを見て感動したんだよね。

その頃は、会社的にはまぁそんなに悪くなかったんだけど、

(みんなが頑張ってくれてたので、売上はきちんと立っていた)

何か、こう、足りないものを感じてたんだよね。


前は、確実に持っていたのに、何か無くしたような感じ...

んで、それは何なんだろう?おれには何が足りないんだろうって

いろんな本を読んだりセミナーに行ったりしてね。

その時に、歴史の話とかにも入っていったんだけど。


確か、辻さんのワークショップか何かに出て、

小学生が太鼓を一生懸命、練習しているビデオを見せてもらって、、、

太鼓なんて、いくら叩いたって何にもならんのに、

涙流すくらい一生懸命やってたんよ。


それでね。

それ見てね。


「おれがあんなに一生懸命にやったの、いつが最後だったかなぁ」


なんて思ってね。

何だか、とっても羨ましく感じたんだよね。その時は。


それから、おれの人生に足りなかったのは、

こういう「充実感」じゃないかなぁと気がついて。

以前は、毎日「充実感」を感じていたけど、

今は感じてないんだなって、その時、思ってね。


それから、あっちこっち遠回りして、

事業の意義、仕事をやる意義を見出したんだ。


そうすると、「充実感」が戻ってね。

きっと、昔は、毎日やったことのない仕事ばかりしてたんだと思う。

だから、難しい仕事にチャレンジして、それを克服してたので、

やりがい「充実感」があったんだと思うんよ。


ところが、数年もしてくればどんな仕事も慣れてくるので、

難しい仕事はなくなっちゃった。

そうすると、今まで楽しかったパズルが、

突然、無意味なもののように感じるようになったわけ。


それまでは、

「このパズルを完成させれば、、、」

という意義や意味がなくて、ただ単に、

「このパズル、難しくて面白い」

ってことだったんだと思う。


どんなパズルも簡単になったらつまらないからね。


世の中には、


仕事で「楽」をしたい、

「楽」してお金稼ぎたい、

「楽」な仕事に就きたい、、


って人がたくさん居るけど、

こういう人たちは、大切なことを見落としてると思うね。

自分がパズルを買いに行った時に、

「幼児用」のパズルを好き好んで買う人はいないよね?


仕事は、難しく、チャレンジングだからこそ、面白いわけで、

そして、それに「意義」を見出せば、さらにもっと面白くなるわけよ。


誰かが言ってたけど、

仕事が面白くなれば人生は天国だし、

仕事がつまらなくなれば人生は地獄。


おれなんかも、今でもセールスレターとか書く時、毎回、毎回、苦しいのよ。

アイディアが浮かばなかったり、平凡なものしかできなかったり、、、


前回、言ったけど、やっぱりプロとしては、

今の自分、2016/10/24時点での自分の最高のものを作りたいとか思うわけ。


そう思うと、時間的制約の中で、

アイディアが出てこないことが苦しくて苦しくて仕方ない...


でも、それが終わった後、乗り越えた後は、最高の充実感に浸ることができるし、

さらにそれで成果が出た時なんかは最高の気分!

おれって天才ちゃうか。と自惚れてしまう(笑)


苦しいからこそ、面白いのよね。

難しいからこそ、一生懸命できるのよ。


ぶっちゃけ、小学生にはまだ負けるけど、

昔と違って、今ではいろんな仕事に「一生懸命ベストで」あたっているから、

忙しくなってもとても充実しているよ。


ベーシックスの「プロフェッショナルである」というのが

前は「ベストを尽くす」という言葉が入っていたのは、

そういう意味があったんだよね。


これと同じこと、きっと、誰にでも起きると思うから。

言っておくね。


同じ仕事を、3年もすれば、きっと同じような症状が出ると思う。


その時は、小学生を思い出して(笑)