2016.02.17 Wed

ダイレクト出版

誰の役に立っているか?

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋

おそらく、うちで働いているほとんどの人は、

自分自身に何らかのスキルや技術を身につけたい
ホントの意味で自立したい

と思って日々、一生懸命働いているんじゃないでしょうか。

それはそれで、とても良いことなんですが、
(ぼく自身もそうでしたが)
どこかの時点で、

《誰かの役に立つ》

という観点を持たなければ、
人間やってられなくなってしまいます。

それがなければ、実際に、
自立できた、スキルや技術が身についた
と思った時点でモチベーション、仕事への意欲が
あっという間に低下してしまいます。

仕事はできるのにやる気が起きない。一生懸命になれない。

というのは、まぁ贅沢な悩みっちゃー贅沢な悩みなのかもしれないですが、
実際、これが人間の本質なんでしょう。

まだ仕事がなれないうちは、そんな事は想像もできないかもしれませんが、
実際、仕事がなれてきた人には、そういう風な理由で
以前ほど一生懸命になれないって人を何人も見てきました。

最初は売上や自分の年収が上がったり、
出来ないことが出来るようになったり、
そういった事を楽しく感じるわけですが、、、

それを何度も繰り返すと、、、

売上とか年収とかいう数字には、最初は「おお!」となっても、
しばらくすると、ほとんど意味を感じられなくなってしまいます。

そうではなく、
人の役に立ちたい
という観点から言えば、

顧客の事を考えて、
顧客の事を見て、
顧客の人生の変化を感じること
それこそが最高のやりがいになるわけです。

なので基本的に自分のモチベーションが下がってるなぁ、、
と感じた場合は、顧客に会って、顧客のはなしを聞くのがベストです。

自分中心の仕事の見方から、
顧客中心の仕事の見方も自分ごとと
同じように重要に感じられるようになるのは、

おそらく人によってタイミングの違いがあると思いますが
(ぼくは遅い方だと思います)
必ずどこかで、経験しなければいけない事だと思います。

自分のやっている仕事が
誰の役に立っているのか?
どう役に立っているのか?

それを知れば知るほど、毎日、充実した日々を送ることができ、
あなたが達成できることもより大きくなるでしょう。

企業のミッションなどは、究極のところ、これらをつきつめたものです。

言うまでもありませんが、
顧客とは、会社の外にいる顧客だけではありません。
誰の役に立っているか?という事を考えれば、
外部顧客に直接的に役立っている仕事もあれば、
その人たち(つまり内部にいる顧客)の役に立って、
間接的に外部顧客に貢献する仕事もあります。

ちなみに、大抵のメンバーにとって、顧客は上司であるケースが多いですが、
一人だけであるとも限らないので、上司と外部顧客両方なんてケースもあります。

その際にはもちろん外部顧客の優先順位が高いのは言うまでもありません。

子供ですら人の役に立ちたいと思うわけで、
大人で仕事の能力も高い人となれば
そういう想いが強くて当然ちゃ当然ですね。