2014.08.27 Wed

ダイレクト出版

スタンフォード記

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



ご存じのように、先週はカリフォルニア州にある

スタンフォード大学に行ってきました。


何度か言ったと思いますが、まだ、漠然とですが、スタンフォードみたいな教育機関を

日本に作ることができたら、とてもいいんじゃないか?

という思いがあります。


もちろん、そんな事が可能だと思うほど

夢遊病にはかかってないのですが(笑)

形を変えてEラーニングとかならできるんじゃないか?

とか、そもそもこれからの時代はキャンパスなんて

意味がないんじゃないか?なんて思ったり夢想しています。


そして、何故あの大学からは優秀な人間がたくさん出るのか?

どういう教育をしているのか?どういう環境なのか?

などが知りたく、一度でいいから行ってみたいと思っていました。

前回のサウスウエスト航空と同じような感じです(^^ゞ


んで、見に行った結果、

もちろん、一度、見に行ったくらいでは、

そんな事はわかりっこないんですが、、、

一つ分かったことは、、、


超スパルタ教育


という事でした(笑)

たまたま今回のツアーの中に、日本の東洋大学の研究員の人で

昔、米国の大学に行ってた人が参加してたので、違いを聞きました。


すると、超辛いと。。。


毎日、授業に行く前に

「ヨッシャ!」とか行って

気合いを入れてから行っていたと。。。

そうしないと、精神的に参ってしまうと...


んで、次の日の朝、起きたら、何かしらんけど、

涙が流れてたと、、、そうとうなストレスだったみたいです。


ちなみにスタンフォードは学費が年間600万円です。

ほとんどの人が奨学金と、学生ローンで来ます。


そして、学生ローンは卒業したら翌年くらいから

支払いをしなければいけないと。


つまりみんなが自腹で来てるわけで

その真剣度は日本の大学とは全然違うそうです。

誰もムダ口なんぞ叩かない。遅刻なんてありえない。

ディスカッションをするので、他の人の迷惑になるからです。


しかも、授業で使う教科書があるんですが、

教科書の内容なんか、基本やらない。

教科書は読んできてるのが前提条件で、その内容について

議論を交わす、、、というような感じだそうです。


課題も豊富で、

「来週の授業までにこれを読んでこい」

と分厚い学術書を渡されて、次の週には、それについて討議。

読んでこなかったり、やってこなかったら、

「きみはウチには向いてない」

と、首切り宣告されるようです。


なので学生の緊張感も半端ないと。。。


ぼくは日本の大学に行っていましたが、

その違いにビビりました(^^ゞ

ほぼ授業に出ることはなく、代返という技で

単位を取っていた自分が恥ずかしいです(´Д`)


そしてそこに日本人の大学生が一人いました。

ザレスポンスの顧客の

娘さんなんですが、サンフランシスコの大学に留学してるとのこと。


毎日、課題しかやってないと言ってました。


んでオモシロいのが、

日本人の学生と台湾人の学生、中国人の学生が

友達でいるそうですが、台湾人の人や中国人の人は

チャイナタウンがあるので、勉強とかも有利だと。

一方、日本人はジャパンタウンがないので、

聞く人もいなければ何でも一人でやらなきゃならないので辛いと。


そんな話をしていました。


何がオモシロいかって、二十歳くらいの年齢で、

国際競争を肌で感じているという事です。

とても厳しい競争社会にいるってことを肌で感じている事です。。。


翻ってみると、

ぼくらは、とっっっっっても甘いんだな...

って事がよーく感じました。


おそらく日本語という言語の壁があるので、

熾烈な競争の影響を受けずに済んでいるだけです。

一歩、外に出ればとんでもない競争があるんだな

と実感しました。。。


(そんな訳でウチの研修もスパルタ式に

 したほうがいいかなぁ~なんて考えていますw)


***


そして教育の先端、ビジネスの先端が

ここにあるなら、いつかここで事業をしても

いいかもしれない・・・とか思いました。


事業拠点をそこに置いて、

教育、ビジネスの先端情報を、

日本に向けて発信していくのは、

ウチのミッションにも合ってるし、

やる価値のある事ではないかな、、、と。


まだ、ぼやっと感じたくらいの事ですけどね。。


そんな事も考えつつ、目の前の、

毎日の仕事をしっかりやっていかなければいけません。