2011.12.05 Mon

マーケティング

これ見た?

From:<a href="http://www.facebook.com/1ogawatadahiro" target="_blank">小川忠洋</a> <a title="ダイレクト出版" href="http://www.d-publishing.jp/" target="_blank">ダイレクト出版</a>
大阪のスタバより、、、

いやぁーまいった。やっぱ、すげぇーわ。ダンケネディは。。。つい、昨日、ダンケネディの最新著書が上がってきた時のこと。僕は笑いをこらえずにはいられなかった・・・

この表紙を見て欲しい。

<img src="http://www.theresponse.jp/image/sibia.jpg" alt="" />

この著書、タイトルは「世界一シビアな"社長力"養成講座」となってる。まあ、一言で言っちゃうとマネジメントの本なわけだ。ダンケネディを知ってる人からすると、「ケネディがマネジメント本?マーケティングの人でしょ?」とビックリされる事だろう。僕もそうだった・・・

・・・だからしばらく読んでなかったんだけど、こないだ原書をちょっと読んでみたら、なかなか面白かったので、出版することにした。編集の谷口さんによれば、かなりオモシロイという。ま、しかし、今日の話はその内容の話ではない・・・

この表紙の話である・・・

<img src="http://www.theresponse.jp/image/shibia2.jpg" alt="" />

見てこれ!このアニメ。笑うしかないっしょ!マネジメントの本なんだが、あり得ない・・・ドギツイ。。。マジか。。。これ、書くかぁー普通、、、って思うのが普通だろう。

従業員の満足感や幸せなどを考えて、、、というマネジメント論とは真っ向から敵対する絵である。。。なんてったって社長が、蹴り飛ばしているわけだから、、、しかも、この服装、、、、(笑)
<h2 style="text-align: center; color: #ff0000;"> ポイントは何か?</h2>
しかし、この絵、オモシロイよね。ふざけてるよね。だけで終わらせるものではない。この絵をみて、ムカつくよね、ケネディ最低だよね。とかそういう観点でしかこれを見れなかったらもったいない。

実はこの絵から我々がケネディから学ぶべき非常に重要なレッスンがある。僕は以前からケネディにいろいろ教わっていたが、この絵は、そのレッスンをまじまじと感じさせる。その他、大勢の人になくて、少数の大成功した人間にあるもの・・・それは、、、
<h2 style="text-align: center; color: #ff0000;">度胸である。</h2>
明らかに、この絵、このメッセージは一部の人をめちゃめちゃ怒らせる。一部の人からめちゃめちゃ反感を買うことになる。しかし、それが度胸なのである。

一部の人が怒るメッセージというのは、別の所では熱狂的に迎えられるメッセージでもあるのだ。そして、とてもインパクトのあるメッセージでもある。メッセージというのはインパクトがあって相手に伝わっていなければ、なんの価値もない。この逆のパターンの典型が政治家である。

政治家のメッセージは誰からも嫌われないように、誰も怒らせないようにという配慮の元、作られている。だから、誰の心にも届かない。誰にも受け入れられない。ってか、何言ってるのか意味もわからん。
<h2 style="text-align: center; color: #ff0000;">「まことに遺憾です」</h2>
いやいや、遺憾なんて言葉使わんからね。普通。辞書ひかなきゃどんな意味か分からねぇーだろ、と。そんな言葉ばっかりじゃないだろうか?そうじゃなくて、「めちゃめちゃ怒ってます。個人的には一発殴ってやりたいです」って言うと、怒ってる事伝わるよね。まぁ、と同時に、"そんな事、公的立場の人が言うべきじゃない"とかいう反感が生まれる・・・

ケネディからの教訓は、「強いメッセージは誰かを怒らせる」ということ。相手に強く伝わるメッセージというのは、どこかの誰かを怒らせるわけだ。その覚悟をしなければいけない。その度胸を持たなきゃいけない。

我々、起業家は、強いメッセージを送らなければいけない。そうじゃなかったら、売上があがらず、ゆっくりと死を迎えるしかないからだ。パンチを効かせなきゃ、いい人ぶってたら、誰からも注目されない。そして現代では注目されなかったら終わりである。

ファンが欲しいなら、(ファンこそブランドへの道だ)アンチができるくらいの事を言わなきゃいけない。

さぁ、ケネディの本の表紙を見てみよう。。。やっぱ笑える。。。しかし、この度胸、すごいと思わないか。かなりの人を敵に回している。が、それと同時にかなりの熱狂的なファンを作ったのも事実だろう。