コピーライターの大発見
FROM:寺本 隆裕
ある、世界的に有名なコピーライターの話。
彼は学生時代、パンの材料の小麦粉の袋を
配達する仕事をしていました。
重い袋なので、自宅に配達してくれるサービスは
重宝されていたのです。
でも、給料はほとんどもらえないので、
彼の収入は、配達した家庭の主婦からもらう、
チップによって成り立っていました。
彼の配達エリアには、
2種類のマンションがあります。
一つは5階建て以下。
もう一つは6階建て以上。
5階建て以下のマンションには
エレベーターがないため、
上の階になればなるほど、
家賃は下がります。
そして、その家庭の所得も低くなる傾向です。
逆に、
6階建て以上のマンションには
エレベーターがあり、
上の階になればなるほど、
家賃は上がります。
そして、その家庭の所得も高くなる傾向です。
彼は色んなマンションに小麦粉の袋を配達し、
チップを受け取っていました。
当初は、所得の高い人ほど、
たくさんのチップを払ってくれると思っていました。
つまり、
高層マンションの高層階に住んでいる人が、
5階建てマンションの5階に住んでいる人よりも、
当然たくさんのチップをくれると思ったからです。
しかし、数か月働いた結果、
実際はその逆でした。
5階建てマンションの5階に住んでいる人は、
高層マンションの高層階に住んでいる人の、
2.5倍ものチップをいつもくれたのです。
所得の低い人の方が、
たくさんのチップをくれるというわけです。
疑問に思った彼は、あるとき、
なぜそんなにたくさんチップをくれるのか、
5階の主婦に聞いてみました。
その答えは、
「あなたがいなくなると、
重い荷物を5階まで運ばないといけなくなるから、困る」
というのです。
この体験は、彼のコピーライターとしての、
大発見でした。
小麦粉を自宅に届けるという、
同じサービスをしているにもかかわらず、
ある人にとってはそれは価値が高く、
ある人にとってはそれほど価値は高くない。
価値を高く感じてくれるかどうかによって、
その人が支払いたいと思うお金の大小が決まる。
そういう大発見です。
ダン・ケネディは、
「ほとんどの広告は、欲張って、
多すぎるターゲットにアプローチしている」
と言います。
あなたが提供している商品やサービスの価値を、
高いと感じてくれる人、
低いと感じてしまう人
全部ひっくるめてターゲットしているのです。
価値観がバラバラな人を同時にターゲットし、
同時に説得することはできません。
「私にはそんな体験ないよ。」
「私には、そんな悩みはないよ。」
「私は、そんなもの欲しくないよ。」
「他の人はxxかもしれないけど、私はxxではない」
と、コミュニケーションがうまくいかず、
噛み合わない状況になってしまいます。
つまり、失敗します。
あなたが提供しているモノの価値を
最大に感じてもらえる人に「だけ」、
メッセージを伝え、ちゃんとコミュニケーションすること、
それが優れたメッセージ(広告)の秘訣です。
ー 寺本
PS
優れたメッセージは、
優れたターゲット・マーケティングから。
その方法は、この304ページの無料教材に
詳しく載っています。
↓
http://www.dankennedy.jp/nobsmarketing/index1118.php

